戸建て1号くんの前所有者Sさん その1 ~マイホーム競売かけられた男~

夏休みの自由研究、熱心なお子さんは立派だ。お母様がガンを患ったことをきっかけに、ガンについて調べた娘さんの記事があった。

一方のコージーです!!   中学2年の夏休みの自由研究。8月31日。一切着手していない。

家にあるもの……フライパンに並べたいくつかのアルミカップ、そして、レタスの葉。

カップにそれぞれ砂糖水、塩水、酢の水を入れ、フライパンに火をかけ、レタスの葉を各カップに投入。ゆで具合の違いを観察する。それが「研究」だった。違いはなかったが、違いがあったかのようにレポート2枚くらいまとめた(図を多用)。

声を大にして言いたい!!

“期限を守ること”にこそ意味があるのだ!!

大学のレポートだって、それっぽいタイトルに対し、実は文章は「オムライスの作り方」をつらつらと……(これは当時、耳にしたネタです)。それでも締め切りさえ守れば、それでいいのだ。強調する!!

一度期限を守らないとね、糸が切れたように!! ずるずると何事も守らない人間になってしまうんだよ。

それが、まさに戸建て1号くんの前所有者Sさん(50代後半、男)だ!!

落札から約1ヶ月半後、地裁の手続きを経て、所有権が移る。その日に向け、当該住所にハガキを出す。「●月●日に所有者となるコージーです。一度、お話をさせていただけないでしょうか。連絡先は●●●」とまぁこんな内容。最大限の敬意を払い、対応することが大切だと指導された。

しかし、2通送っても、所有権が移転しても、いっこうに音沙汰がない。家賃も払わず、不法占拠状態である。

「ピンポン押していいですかっ??」。先生に聞くと「刺激するな!  電報打て」。

電報代3326円。た、高けぇ。言葉遣いは丁重に「連絡いただけない場合、しかるべき措置に移ります(強制執行のこと)」とそっと牽制する。

電報を打つ狙いは、配達人が「直接」本人に渡すことだ。つまり、確実に「私からのメッセージ」を一度は手にしたという確認が取れるのである。

数日後、電報を依頼したNTTに電話した。すると「はい、配達完了の報告が入っています」と担当者。

悶々と過ごしていると、ある日の夕方、着信が。慌てて折り返す。出ない。ムキーッ!!  留守電メッセージを残す。ショートメールが届く。「ご連絡遅くなり、すみません」などと文面はきわめて丁寧だ。物件近くのガストで数日後、待ち合わせることになった。

プロフィール

プロフィール

こんにちは!コージーです。

1982年生まれ、群馬県出身。
安月給の転勤族。大阪→姫路→高松を10年近く転々とする流浪生活の末、現在は東京都在住。
家族は夫と娘2人(6歳と4歳)。

プロフィール画像は「スピッツと椎名林檎が好きで、ジム通いも頑張っている」の図。
不動産投資歴1年半で戸建て3軒を所有、しかし……!?!?
行動指針のキーワードは「人生一度きり」「いてまえ精神」「短期集中突破」。目指せ(小)金持ち。