家賃滞納のSさん アポなし突撃するの巻

家賃滞納の憂き目に遭ったが、家賃保証のおかげで「家賃」は入っていた。
だが、大家として手をこまぬいていたわけではない!

今は手放したが(涙)、当時はまだマイカーがあった。
家族4人で出掛けた帰り、ふと思い立った。
Sさんが家賃を滞納していた初めての月。お盆が過ぎたころ。

ハンドルを握り締めながら私。
「もう家賃滞納しているSさんに現状を説明させよう、トンヅラは断固許さない!」

マイカーは都内を通過し、千葉西部の戸建て1号くんを目指したのであった。

1号くんは、車がすれ違うのも難しい細い道の住宅街のど真ん中にある。
車を停める場所もなく、30㍍ほど離れた向かいの市営住宅の脇に路駐する。

夜のとばりが下りた住宅街を、ぐずる幼子を抱きかかえながら、歩を進める険しい表情を見せる母親。後ろからとぼとぼついてくる夫と長女。異様な光景である。

家の電気はついている。Sさんはいる! そして、これは私の家だー!
ピンポーン……(シーン)……ガチャ(出てきた!?)

ゆるキャラのSさん(丸いオデコのぽっちゃりさん)が登場

スウェット姿のリラックスモードである。
「あぁどうも」と軽い感じ。抱っこされ、ぐずる娘を見て「あー大変だねぇ、よしよし」的なことを言う。

Sさんが家賃ちゃんと払えば、こんなことにはなってないんじゃー!

私は平静を心掛け、あいさつした。
「こんにちは。お父様の初盆は無事できました?」
「それにしても、いくら電話やショートメール入れても、お返事もないとはなんででしょ?」

「いや、一度返事しなかったら連絡しづらくなっちゃって、テヘヘ」とSさん。
ナメてる、ナメてる!

賃貸借契約を結ぶ際に手続きを担当した不動産業者の言葉を思い出す。「Sさんは人柄は善良なのかもしれませんが、致命的にだらしない人間なんですよ」と。

なぜ家賃滞納したのか。説明はこうだ。実は派遣切りされ、収入が途絶えてしまった。それで家賃が工面できなくなった。でも、新しい派遣先が決まった。明日から出勤する。新規雇用の職場だから、派遣切りに合うこともない。給料は1週間分ずつ支給してもらうことになっている。とりあえず滞納した前月分はすでに家賃保証会社にも支払い済みだ。

……どれだけ「ギリギリでいつも生きている」(by KAT-TUN)のか?

私「そんな給料の分割払いしたら、まとまった家賃確保できなくなるんでは?」「そういう事情があったのなら、こちらだって理解する」「そもそも返事しづらくなったから、返事しないなんてことは通用しない」「いいオトナがちゃんとしてよー!」……..

閑静な住宅街に響く私の説教。夫のストップが入る!「まぁ、なんとかよろしく頼みますよ」

かくして20歳年上の男性に説教するという希有な経験をしたわけだが、それ以降も家賃滞納は続いたのであった……

プロフィール

プロフィール

こんにちは!コージーです。

1982年生まれ、群馬県出身。
安月給の転勤族。大阪→姫路→高松を10年近く転々とする流浪生活の末、現在は東京都在住。
家族は夫と娘2人(6歳と4歳)。

プロフィール画像は「スピッツと椎名林檎が好きで、ジム通いも頑張っている」の図。
不動産投資歴1年半で戸建て3軒を所有、しかし……!?!?
行動指針のキーワードは「人生一度きり」「いてまえ精神」「短期集中突破」。目指せ(小)金持ち。