シロアリ被害の瑕疵担保責任交渉 その2 面談編


ダダン!! なかなかお目にかかれないであろう「合意書」。
前回の記事。

「初期投資の回収期間ぐらい運用できる程度の修繕はできないんでしょうか」
「5年10年持つようにという直し方はないです。大地震で大丈夫か倒壊するか、どちらの状態だけです」
むむむ!?
この会話デジャヴなんですけど~。

2018年2月、戸建て3号殿のシロアリ瑕疵担保を巡り、買主側は私と若社長、売主業者の担当者と女社長(ラスボス??)、そして、仲介業者の担当者が同じテーブルについた。

冒頭の会話は、質問者・売主業者、回答者・若社長(買主側)。
この2人のやり取りである。

そして、デジャヴというのは、私が依頼したホームインスペクターと同じような会話をしたということである!!
な、なんという姑息な!? (自分も)

ちなみに、大手売買仲介の事務所で行われたわけだが、立ち会ったのは担当者の部下。
ネズミ男にも似た、ごり押し関西人の担当者はすでに退社し、関西へ転職していったというオチである。

この部下さん、怒鳴られてましたな。
ちと頼りないですわ。
しかし、こんな私情は協議の場では排除せなあきまへんな。

それで売主さん、要するに何が言いたいのでしょうか??
主張は以下の通りである。

1000万という相場より安い価格で売ったので、それ相応の老朽化や不具合も含めて購入してもらったはずだ。だから、負担割合について話し合いたい。
また、一部でシロアリ被害が見つかったからと言って、1階の床すべてをはがす必要まで過剰ではないか。解体範囲を見直してほしい。

そ、それは、受け入れられません!!
契約書には「瑕疵担保免責」とは一切書いてないし、アナタは立派な不動産業者さんなのですから、「2年間の瑕疵担保責任」を免れる理屈にはなりません!!
※瑕疵担保責任は「引き渡しを受けた目的物に見つけづらい、隠れた瑕疵(欠陥)があった場合、売主が責任を負うこと」。

法律的にはそうだ。
ただ、テーブルについている当時は、100%反論するほどの強い態度には出られなかった。
とにかく「瑕疵担保責任がありますので」という趣旨を伝えた。
社会人として無礼のない範囲に言葉は選んだ、つもり。
顔に出るタイプだが、なるべく冷静に感情を抑えた、つもり。

シロアリ被害にアプローチする工程は「解体」「修繕」「原状回復」。
問題は売主側が「おいくら万円」まで負担可能なのかという現実的な話だ。

「私としては賃貸に出すので、入居者に安全に住んでもらうリフォームはしなくてはならないので、この機会に柱や基礎の状態をチェックします」
これは変わらない主張であった。

先方からは、はじめの主張から新しい内容もないので、私から提案を切り出す。

まず「解体」の範囲について。
私「すべてはがしてチェックした上で、シロアリ被害が売主さんが主張する水回りのみなら、解体費用は該当する床面積の割合で負担してください」
合意する。

「修繕」については、すべて売主負担で合意。

「原状回復」について。
私「これについては負担してもらわなくて結構です」
もちろん合意。
「原状回復」は、若社長の見積もり額に含まれている範囲であり、これ以上の支出を避けられればいいとの判断。
言わなくてもよかったかも。

というか、その場の思いつきで、こちらも話を進めたわけだな。
こういう交渉力を鍛えるのは、大喜利やラップ対決がいいかもしれない、知らないけど。

そして、この日の協議は成立し、修繕カ所の確認・合意は解体後の約1ヶ月後に設定された。

さて、仲介担当者による合意書の作成に移る。
これが、まぁ、すごく待たされ、多分1時間以上。
女社長と若社長の当たり障りない会話が宙をさまよう、気まずい時間を過ごしたのであった。

ということで、売主側の負担金額はまだ明らかにならず。
しかし、若社長、よく付き合ってくれたなぁ。
「まーあの内容でよかったんじゃないですかね!!」
そう言ってくれたんで、よしとしましょう。

プロフィール

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こんにちは!コージーです。

1982年生まれ、群馬県出身。
安月給の転勤族。大阪→姫路→高松を10年近く転々とする流浪生活の末、現在は東京都在住。
家族は夫と娘2人(6歳と4歳)。

プロフィール画像は「スピッツと椎名林檎が好きで、ジム通いも頑張っている」の図。
不動産投資歴1年半で戸建て3軒を所有、しかし……!?!?
行動指針のキーワードは「人生一度きり」「いてまえ精神」「短期集中突破」。目指せ(小)金持ち。